映えるキミと恋をする



私は肌荒れするし陶器肌ではない。
お目々もぱっちりじゃないからそもそも顔の差がすごい……。


「何を言う。僕は中学生までボッチ系地味男子だったんだよ?ちなみに小学生まではぽっちゃりだったし」

「えっ……全然想像つかないです」


……意外すぎる。
スリムキュート男子な現在からは全く想像できないもの。


「着たい服が着れない時の切なさがたまって、パンツのボタンか飛んでいった時に痩せてやる!ってスイッチ入って無事にこうなりましたって感じ」


スイッチ、つまり努力、だ。
着たい服……センスは持ち前だったのか、磨いたのか、おしゃれの幅が広がったってことだよね。


「あ!」


不意に紫音さんとあるアパレルショップで足を止めた。


「このワンピース望海ちゃんっぽい」

「私、ですか?」


てっきり紫音さん自身の服かと思ったら違ったみたいで。