映えるキミと恋をする



ちらりと向かいの紫音さんを見るも、美味しい美味しいと食べているだけ……。

やはり、私だけ片思い進行中な模様。
期待はしてはいけないし出来るわけではないのも分かってはいるから、例え片思いでもひとりドキドキする分には迷惑にはならないはず。

だからさとられずに、友達感覚のように私は過ごすだけになるかもしれない。

それでも、恋愛系の話は……してみたい。


「あー……紫音さん?」

「ん?」

「紫音さんのこ、好みってどんな……」

「好み?ハンバーグとか?」


食べ物にいっちゃった。
ちゃんと、タイプ!とか人、とか付け加えなきゃ。


「いえ、女性のタイプの方で……」


はぁあ……言えた。


「タイプ?……ほほう。望海ちゃんからそんなこと聞かれるとは以外。ははーん……さては僕のこと気になっちゃってる?」


食べる手を止め、私を見つめる目が微笑みとともに細められる。

うっこれは片思いバレ?ではないよね?
誤魔化せば大丈夫なラインだよね?