映えるキミと恋をする



「どんな写真がいいのか分からなくて色々と模索していたら時間経ってまして」


そう。さりげなくどんな物があるのかは見ていたのに時間配分ミス。我ながらなかなかの不器用ぶりだった。
そもそも売り切れ続出していたのもあって、途中からあきらめてしまったから。

けれど、そのことに紫音さんは気付いてくれていたって思うと、素直に嬉しい気持ちになる。

あんなに囲まれてながら対応していたのに、私のことを気にかけてくれる余裕があったんだって。


「一応全部入ってると思うけど、見るついでに確認してみてね」

「……全部」


プチプラといえど、全ての商品といったらそれなりの金額になるんじゃ?

そんなことを考えた私を見て紫音さんは、大丈夫と笑った。


「ぜひ使って。ご褒美っていっても僕が渡したくて用意してたんだから。すごいでしょ?望海ちゃんが買えないことを見越してたんだから」