映えるキミと恋をする


おそらく、紫音さんへの差し入れか何かだろうと特に聞くことないでいると、その紙袋が私の方へと差し出された。


「え?」


私になのかと驚き、紫音さんを見るとにこりと頷かれる。


「ご褒美です」

「ご褒美?」

「今日一日、僕のカメラマンさんを頑張ってくれた、ね。アルバイト代ってお金もいいけど、こっちの方が望海ちゃんには喜んでもらえるかなと思って。受け取ってくれる?」

「は、はいっ……少し見てみてもいいですか?」

「もちろん」


紙袋を受け取るとずしっと重みが伝わり、何が入ってるのかのぞけば、中には紫音さんデザインであるコラボ商品が詰められていた。


「っ!こ、こんなにもらえませんよ!?」

「もらえるよ?僕があげたんだから」

「そんな……すごいカメラワークとか出来てないのに」

「十分じゅーぶん。軽くお昼にカメラ見たけど問題なかったし。それに、商品見る!って言ってたのにずっとカメラ構えてたでしょ?」