映えるキミと恋をする




「商品のポップアップイベントに出てほしいって。僕の人見知り話はしてあるのに……」

「ポップアップ?」


だめだ私、疎すぎてついていけてない……。

「ネットショップがリアルでお店を出すことだよ。コラボアイテム宣伝のために本人にも来てほしい、ってとこ」

「ああ……そういうこともするんですね。すごい」


未知過ぎて語彙力がなくなってるような気がする。


「すごくなーいやりたくなーい」


大の字で寝転んでしまう紫音さん。
仕事については軽々と頑張れとか言えるものではないから、私はなんにも──


「そうだ!」


何か閃いたように起き上がりうなだれていたのが嘘のように紫音さんは私を見つめる。


「えっと、なんでしょう?」

「ポップアップに望海ちゃん来てくれない?」


え?私が?コラボ商品販売のところへ?


「え!?いえっそんな私なんておそれおおい……」

「そしたら僕引き受けるから!」

「……私、紫音さんファンを割って前に出れる強メンタル持ち合わせてないですよ?」

「んーそれなら……っこれで!」