私だけ呼ばれた。お父様の命令だそうで。 お母様は最初、入り口玄関で立って待ち伏せして いた。隣に陽太君も居た。 「こちらが母」 「宜しくお願いしますっ」 頷き顔を上げずに家の掟を重んじ、 まるで学習ロボットのように 扇動する。 緊張気味で座椅子にお母様に誘導させられる。 「やぁやぁ。初めまして。流川光ちゃんだったかな?」