好きになったのは大嫌いな先生



「これから入院するけど、約束して欲しいことがある。絶対に逃げないこと。」

「…うん。」

「美奈?ちゃんと俺の目を見て。」

「わかってると思うけど、これから少し辛い治療が待ってる。泣いてもいいし弱音を吐いてもいいけど、逃げるのだけは絶対にダメ。分かった?」

「…はい。」

「皆は俺を信じてついてきてくれれば絶対に治すから。一緒に頑張ろう。」

「…よろしくお願いします。」

今までにないくらい愁くんの顔が真剣で、自分の病気が深刻なことがわかる。

もうここまできたら後戻りはできない。
愁くんを信じてついていくしかないよね。

こうしてまたつらい治療の日々が始まることになった。