好きになったのは大嫌いな先生



次の日。

体の調子はやっぱり変わらない。
けど昨日愁くんに不安な気持ちをぶつけて、少し心がスッキリしたような気がする。

熱も体のだるさはあるけど、次の受診までの1週間家に引きこもって無駄な時間を過ごすわけにもいかない。

可愛いクラスの子ども達のために、仕事もしないと。
そう思い、朝から職場に向かった。

職員室に入ると先生達から心配の目が向けられる。

「ちょっと、美奈先生大丈夫なの!?」

そう真っ先に声をかけてくれたのは先輩のゆか先生。

「ご心配をおかけしてすいません。何とか退院できました」

「でも顔色まだまだ悪いよ?もっとゆっくり休んだ方がいいよ」

「実は来週から長い入院になるかもしれなくて…そうなったら仕事も困るので、この1週間で色々と引き継ぎとかしておこうかと」

ゆか先生は詳しく話していないけど、色々と察してくれてあたたかく見守ってくれた。

校長先生にも白血病のことを話して、一旦担任は外れらことになった。初めてもつ担任だったのに、最後まで責任持って子供達を見てあげられなかったことがすごく悔しい。

少しでも私にできることをこの1週間で頑張ろうと、必死に引き継ぎ作業や事務作業をした。

気づけばもうあたりは真っ暗で19時すぎ。
久々の仕事で体も頭も疲れて、今日はもう家に帰ることにした。