手を繋いだのって、あの子ぶりかもな……
小さい頃、よく一緒にいたあの男の子。
私が引越して、会えなくなったけど………
すごい、好きだった。
そう呟いた日向。
もしかして日向は…………俺が探してた、あの子なのか?
そう思うと心臓がバクバクとうるさく動き出した。
あの子はよく1人でいた。
仲間に入れてもらえない、そんな感じで。
俺もあの頃はよく1人でいたから、なんとなく気になって、声をかけてみた。
「1人なの?」
「うん………」
「友だちは?」
「他の子と話してる………」
「そうなんだ………俺と遊ばない?」
「いいの?」
そう言って、ぱあぁと顔を明るくさせるその子。
