隣の天海くんから甘いレッスン~お付き合い編~


​どれくらいそうしていたか分からなくなるくらいのあと、ゆっくりと唇が離れる。


でも、蓮は私の顎から手を離してくれなくて、至近距離で熱い吐息がかかる。



​「もう、は、なして……誰か、来ちゃう……っ」



​息が上がってまともに喋れない私を見て、蓮は満足そうに、ふっと笑った。


それから、私の耳元に顔を寄せて、形よくて綺麗な唇が、耳たぶに触れるくらいの距離で、低く優しく囁く。



​「……好きだよ、志帆」



​心臓が跳ね上がる。苗字じゃなくて、完全に慣れた親しい関係の呼び方。



​「他の誰にも渡さないから。学校でも、家でも、ずっと俺のことだけ考えてて?約束だよ」



​そう言って、蓮は名残惜しそうに私の唇に、もう一度だけ、おまけみたいにちゅっと軽いキスを落とした。





End.