隣の天海くんから甘いレッスン~お付き合い編~



​「はい、こっち向いて?」



​蓮が私の顎を指先でクイッと上に向ける。


逃げられないように退路を断たれて、じーっと綺麗な茶色い目で見つめられる。



​「……キスのしかた、もう忘れてないよね?」



​悪戯っぽく笑う蓮の顔が、ゆっくり近づいてくる。


図書室の静寂の中で、私たちの息づかいがやけに大きく聞こえた。



​「ん……」



​重なった唇は、あの日の放課後よりもずっと熱くて、深くて、息ができなくなるくらい甘かった。