『不細工すぎて無理』なんて言われ別れる私たち、なーんてね?全て計算どーり♡

「ごめん、もう別れよう」

そう、彼から唐突に告げられた。

普通の女子たちならきっとここで『やだ、別れたくないよぉ』とか、『私の何がダメだった?』って言うんだろう。

全部私の想像だけど。

でも、生憎私はそんな可愛さは持ち合わせていない。

だから、

「わかった、別れよ。今までありがとう。」

としか言えないんだ。

そう告げた私の声は、我ながら完璧に、「振られた可哀想なヒロイン』のトーンだった。

彼は満足そうに席を立つ。

自分が、私の手のひらの上で踊らされていたことも気づかずに。

全ては計画通り。

2ヶ月前、あの人に一目惚れしたあの要間から私の『被害者になるための計画」は、始まっていたのだ。

ストレートに別れを切り出せば、執着心の強い彼のことだ、そのままストーカーになって、ある日殺されました、って未来しか見えない。

そんなのは、全然笑えない。

だから私は、彼に「自発的に自分を振ってもらう』ための完璧なシナリオを演じ続けてきたのだ。