−狂兎の檻−

凪くんに懐かれてから、事件の連続だ。
今は、お昼休み。
なのに、どうしてこうなっているんだろう。

……いや。

二人きりになるよりは、この方が危険性は少ないのかもしれない。
そう思ってしまう自分がいた。

昼休みの屋上。
そこにいたのは、凪くんと私。
そして――"狂犬"さん。

「迅。なんで居るの?」
明らかに機嫌が悪そうな凪くん。
「凪が暴走しないように見張り。」
「しないよっ!」

……いやいや。
凪くんは本当に行動がおかしい。
誰かがいてくれた方が、私は安心できる。