−狂兎の檻−

授業が始まる。
やっとのことで、授業を受けられた。
勉強が好きという訳じゃない。

それでも今は、教科書を開いて授業を受けている時間が、不思議と安心できた。

ふと気になって、凪くんへ視線を向ける。
眠っているようだ。

窓から差し込む光が銀色の髪を照らし、きらきらと輝いている。
本当に、天使みたいな見た目なのに……。