−狂兎の檻−

そう答えると、凪くんは安心したように、ふわりと笑った。

「眼鏡ちゃん」
「……はい」
「凪さ、悪気があってこんなことしたわけじゃないから――それだけは分かってやって」
「……はい」

なんとなく、そうなんだろうとは思っていた。でも、本人以外の口から聞けて、少しだけ安心してしまう。

「では、失礼します……」
「僕も〜!」

凪くんが立ち上がろうとした、その瞬間。

「お前は残れ」

狂犬が、凪くんのパーカーのフードを後ろから掴んだ。

「えぇーっ!?」
「反省会だ」
「やだぁ〜!」