−狂兎の檻−

凪くんは嬉しそうに返事をすると、自動販売機で烏龍茶といちご牛乳を購入した。

「どっかで、話しながら飲もうよ〜!」

どうして、こんなに私へ話しかけてくるんだろう。何を考えているのか、まったく分からない。
戸惑っていると、不意に手を握られた。

「行こうっ!!」
「……え?」

驚く間もなく、凪くんに手を引かれる。 気が付けば、私はまた凪くんのペースに巻き込まれていた。

着いた場所は、屋上だ。