深夜零時、キミに恋した。

凍えるような冬の夜なのに、あいつに押し付けられたその2つは、
驚くほど温かく感じられた

「ありがとな」

呆然としながらも、掠れた声でそう絞り出す

するとあいつは、一瞬だけ顔を真っ赤にしてフリーズしたかと思うと、
小さくコクンとお辞儀をして、脱兎のごとく夜道を猛ダッシュで走り去ってしまった

タタタタタタッ!!!

「あ、おい……っ!」

呼び止める声は届かない

暗闇に消えていく後ろ姿を見送りながら、
俺は手元に残されたアイスと絆創膏を見つめた

手のひらから血が滴っている
口元も痛む

なのに、あいつが去ったあとの胸の奥が、
信じられないくらいドクドクと熱く跳ね上がっていた