『イケメンになりたい!』で始めた学校生活、モテすぎてハーレム状態!?もう戻れない...

「……なぁ、小鳥遊」

一ノ瀬くんが、ストローを咥えたまま、ぽつりと呟いた。

「あいつ……龍崎のどこが気に入ったんだよ」

「えっ!? 気に入ってなんてないよ!昨日が本当に2回目に会っただけで、私はただ、怖くて……」

私が必死に弁解すると、一ノ瀬くんはカフェオレのパックをベキッと少し潰した。

「怖かったなら、なんで俺を呼ばねぇんだよ。……俺じゃ、頼りねぇのかよ」

その声は、怒っているというより、どこか傷ついているように聞こえた。