『イケメンになりたい!』で始めた学校生活、モテすぎてハーレム状態!?もう戻れない...

ガチャ……

と重い鉄の扉を開けると、秋の爽やかな風が私の髪を揺らした。

フェンスに背中を預け、気怠げに空を見上げていた一ノ瀬くんが、足音に気づいて私を睨みつける。

「……遅い」

「ご、ごめんなさい! 購買が混んでて……」

私は息を切らしながら、焼きそばパンとカフェオレを差し出した。

一ノ瀬くんはそれをひったくるように受け取ると、

「隣、座れ」

と自分のすぐ横のコンクリートをポンポンと叩いた。