「わりぃ・・・・・・つ!俺は、その、お前が男だと思って・・・・・・つ」
銀髪をガシガシとかきむしり、完全にパニックになっている龍崎くん。さっきまでの最恐総長のオーラはどこへやら、まるで初恋を知った純情な少年のようだ。
「・・・・・驚かせないでください。私、もう行きます!」
私は制服の乱れを直しながら、走って体育館の裏から逃げ出そうとした。
「あ、待てよ!お前、名前は!?」
後ろから龍崎くんの焦った声が響く。
「1年の、小鳥遊ツムギです!」
私は本来の声のまま叫び、グラウンドへと走り去った。
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