「おい、小鳥遊。ハチマキ曲がってんぞ」
体育祭当日の朝。
教室の隅で、一ノ瀬くんが呆れたように私のハチマキを後ろからグイッと引っ張った。
「わっ、痛いよ一ノ瀬くん!」
「じっとしてる。パシリの癖に、応援団長なんか引き受けやがって。他の女子のために走るなよ?」
一ノ瀬くんは、私の髪に指を絡めながら、少しきつめにハチマキを優しく結び直してくれた。
至近距離の彼の体温に、心臓がトクンと跳ね上がる。
「一ノ瀬くん、ありがとう」
私が本当の女の子の笑顔を浮かべると、彼は
「・・・・・・だから、その顔は反則」
と耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
体育祭当日の朝。
教室の隅で、一ノ瀬くんが呆れたように私のハチマキを後ろからグイッと引っ張った。
「わっ、痛いよ一ノ瀬くん!」
「じっとしてる。パシリの癖に、応援団長なんか引き受けやがって。他の女子のために走るなよ?」
一ノ瀬くんは、私の髪に指を絡めながら、少しきつめにハチマキを優しく結び直してくれた。
至近距離の彼の体温に、心臓がトクンと跳ね上がる。
「一ノ瀬くん、ありがとう」
私が本当の女の子の笑顔を浮かべると、彼は
「・・・・・・だから、その顔は反則」
と耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。

