「先輩、近いです、離してください……っ」
私は顔を真っ赤にしながら、本来の女の子の声で必死に抵抗した。
けれど、律先輩の大きな腕が私の細い腰を後ろからがっちりとホールドしていて、びくともしない。
「蓮(神楽坂)が執着する理由も分かるわ。男装してる時は生意気なくせに、こうして捕まえると、ただのウブな女だもんな。……なぁ、一ノ瀬なんかやめて、俺だけの女になれよ、小鳥遊」
律先輩の、低くて破壊力抜群の俺様セリフが、私の耳元で直接響く。
一ノ瀬くんの嫉妬も熱いけれど、この律先輩の、全てを力尽くで自分の色に染めようとするキケンな愛も、心臓がもたない。
「……如月先輩。 そこ、どいてくれません?」
その時、生徒会室の扉が、静かに、だけど底冷えするような恐ろしい音を立てて開いた。
私は顔を真っ赤にしながら、本来の女の子の声で必死に抵抗した。
けれど、律先輩の大きな腕が私の細い腰を後ろからがっちりとホールドしていて、びくともしない。
「蓮(神楽坂)が執着する理由も分かるわ。男装してる時は生意気なくせに、こうして捕まえると、ただのウブな女だもんな。……なぁ、一ノ瀬なんかやめて、俺だけの女になれよ、小鳥遊」
律先輩の、低くて破壊力抜群の俺様セリフが、私の耳元で直接響く。
一ノ瀬くんの嫉妬も熱いけれど、この律先輩の、全てを力尽くで自分の色に染めようとするキケンな愛も、心臓がもたない。
「……如月先輩。 そこ、どいてくれません?」
その時、生徒会室の扉が、静かに、だけど底冷えするような恐ろしい音を立てて開いた。

