翌週の月曜日。
私は二の腕に真っ赤な『特別補佐』の腕章を巻き、死にそうな顔で登校した。
「ツムギくん、おはよう! え、その腕章……もしかして生徒会!?」
親衛隊の女子たちが、朝から大騒ぎする。
「うん……。ちょっと如月会長に誘われて、今日から特別補佐をすることになってね」
私が弱々しく王子様スマイルを作ると、女子たちは
「すごーい! 会長直属!?」
と、さらに私への崇拝の念を強めていく。
しかし、そんな私の様子を、隣の席の恐怖の一ノ瀬くんが、地獄のような低い目で見つめていた。
「おい、小鳥遊。……その腕章、何だよ」
ホームルームが始まる直前、一ノ瀬くんが私の手首を掴み、低い声で問い詰めてきた。「あ、これ? 如月会長に、無理やり巻かれちゃって……」
私が引きつった笑顔で言い訳すると、一ノ瀬くんの掴む力が、ギュッと強くなった。
「……如月先輩にバレたのか、お前の正体」
「えっ……! な、なんで分かるの!?」
「お前がそんな怯えた顔する相手、秘密を握られてる奴しかいねぇだろ。……あの眼鏡先輩の次は、あの俺様会長かよ」
一ノ瀬くんの顔が、みるみるうちに激しい『嫉妬』で歪んでいく。
「放課後、俺が補習行ってる間、またあの先輩のところ行く気か?俺の言うことだけ聞いてろって、言ったよな、お前」
教室の隅で、一ノ瀬くんの嫉妬のレーダーが再び大爆発を起こそうとしていた――。
私は二の腕に真っ赤な『特別補佐』の腕章を巻き、死にそうな顔で登校した。
「ツムギくん、おはよう! え、その腕章……もしかして生徒会!?」
親衛隊の女子たちが、朝から大騒ぎする。
「うん……。ちょっと如月会長に誘われて、今日から特別補佐をすることになってね」
私が弱々しく王子様スマイルを作ると、女子たちは
「すごーい! 会長直属!?」
と、さらに私への崇拝の念を強めていく。
しかし、そんな私の様子を、隣の席の恐怖の一ノ瀬くんが、地獄のような低い目で見つめていた。
「おい、小鳥遊。……その腕章、何だよ」
ホームルームが始まる直前、一ノ瀬くんが私の手首を掴み、低い声で問い詰めてきた。「あ、これ? 如月会長に、無理やり巻かれちゃって……」
私が引きつった笑顔で言い訳すると、一ノ瀬くんの掴む力が、ギュッと強くなった。
「……如月先輩にバレたのか、お前の正体」
「えっ……! な、なんで分かるの!?」
「お前がそんな怯えた顔する相手、秘密を握られてる奴しかいねぇだろ。……あの眼鏡先輩の次は、あの俺様会長かよ」
一ノ瀬くんの顔が、みるみるうちに激しい『嫉妬』で歪んでいく。
「放課後、俺が補習行ってる間、またあの先輩のところ行く気か?俺の言うことだけ聞いてろって、言ったよな、お前」
教室の隅で、一ノ瀬くんの嫉妬のレーダーが再び大爆発を起こそうとしていた――。

