「う、うぅ……。そうです、女の子です。お願いだから、学校にバラさないで……!」
私は観念して、本来の女の子の声で涙目になりながら両手を合わせた。これだけの大物にバレたら、私の男装ハーレム生活どころか、退学処分になってもおかしくない。
「バラさないで、ねぇ。 じゃあ、俺に何を差し出せるわけ? 小鳥遊」
律先輩は私の机に腰掛けると、私の涙で濡れた顔を、おもちゃを見つけた子供のように楽しそうに見下ろした。
「蓮はお前を『秘書』にしたがってたし、一ノ瀬はお前を『パシリ』にしてる。……だったら、俺はお前を、俺専用の『お気に入り』にしてやるわ」
「お、お気に入り、ですか……?」
「そう。今日からお前は、生徒会の『会長直属・特別補佐』な」
律先輩はポケットから、真っ赤な『特別補佐』の腕章を取り出すと、私の二の腕に強引に巻き付けてきた。
「ここにサインしろ。拒否権はねぇから。これでお前は毎日、放課後は俺と一緒に生徒会室で過ごす義務ができた」
(うわぁぁぁん! 一ノ瀬くんのパシリだけでも大変なのに、今度は最恐会長の『お気に入り』!?)
「もしサボったら、明日の朝の全校朝礼で、『1年の王子様は実は女子でした』って マイクで全校生徒に発表してやるからな」
神楽坂先輩の校内放送の脅迫が、会長の手によってさらにスケールアップして戻ってきてしまった。
私の男装ハーレム生活は、またしても最悪なイケメンの「おもちゃ」にされる形で、契約を上書きされてしまったのだった。
私は観念して、本来の女の子の声で涙目になりながら両手を合わせた。これだけの大物にバレたら、私の男装ハーレム生活どころか、退学処分になってもおかしくない。
「バラさないで、ねぇ。 じゃあ、俺に何を差し出せるわけ? 小鳥遊」
律先輩は私の机に腰掛けると、私の涙で濡れた顔を、おもちゃを見つけた子供のように楽しそうに見下ろした。
「蓮はお前を『秘書』にしたがってたし、一ノ瀬はお前を『パシリ』にしてる。……だったら、俺はお前を、俺専用の『お気に入り』にしてやるわ」
「お、お気に入り、ですか……?」
「そう。今日からお前は、生徒会の『会長直属・特別補佐』な」
律先輩はポケットから、真っ赤な『特別補佐』の腕章を取り出すと、私の二の腕に強引に巻き付けてきた。
「ここにサインしろ。拒否権はねぇから。これでお前は毎日、放課後は俺と一緒に生徒会室で過ごす義務ができた」
(うわぁぁぁん! 一ノ瀬くんのパシリだけでも大変なのに、今度は最恐会長の『お気に入り』!?)
「もしサボったら、明日の朝の全校朝礼で、『1年の王子様は実は女子でした』って マイクで全校生徒に発表してやるからな」
神楽坂先輩の校内放送の脅迫が、会長の手によってさらにスケールアップして戻ってきてしまった。
私の男装ハーレム生活は、またしても最悪なイケメンの「おもちゃ」にされる形で、契約を上書きされてしまったのだった。

