「あの、先輩。僕は別に、二人を困らせるようなことは何も――」
「声、作ってんだろ」律先輩が、私の言葉をピシャリと遮った。
「……え?」
「俺、耳が良いんだわ。お前の声の響き、喉の奥を無理に閉じて低くしてる響きだろ。それに、近くで見るとお前……」
律先輩はニヤリと不敵に笑うと、私の顎を、大きくて荒々しい手のひらでグイッと力強く持ち上げた。
男子の、高くて熱い体温が顎からダイレクトに伝わってくる。
「肌が綺麗すぎるし、骨格が細すぎる。 男のフリして女子にモテまくって、うちの役員どもを調子狂わせてる正体は、これか?」
律先輩の長い指先が、私の耳元、そしてウィッグの境界線へと容赦なく伸びてくる。
(ダメだ、らこの人は神楽坂先輩みたいに 理詰めで脅してくるタイプじゃない。本能と直感で、全部を力尽くで暴いてくるタイプだ!)
「や、先輩……離してください……っ」
恐怖のあまり、私の声から王子様のトーンが完全に消え去り、ピュアな女の子の悲鳴が漏れてしまった。
「ほらな、ビンゴ」
律先輩は嬉しそうに目を細めると、私の顎を掴んだまま、さらに顔を至近距離まで近づけてきた。
「お前、隠せてねぇよ。...,本当は女の子でしょ?」
(――っ!!!)
バレた。一ノ瀬くん、神楽坂先輩に続いて、ついに3人目のイケメン……学校の最高権力者である俺様会長に、完璧に正体を見破られてしまった。
「声、作ってんだろ」律先輩が、私の言葉をピシャリと遮った。
「……え?」
「俺、耳が良いんだわ。お前の声の響き、喉の奥を無理に閉じて低くしてる響きだろ。それに、近くで見るとお前……」
律先輩はニヤリと不敵に笑うと、私の顎を、大きくて荒々しい手のひらでグイッと力強く持ち上げた。
男子の、高くて熱い体温が顎からダイレクトに伝わってくる。
「肌が綺麗すぎるし、骨格が細すぎる。 男のフリして女子にモテまくって、うちの役員どもを調子狂わせてる正体は、これか?」
律先輩の長い指先が、私の耳元、そしてウィッグの境界線へと容赦なく伸びてくる。
(ダメだ、らこの人は神楽坂先輩みたいに 理詰めで脅してくるタイプじゃない。本能と直感で、全部を力尽くで暴いてくるタイプだ!)
「や、先輩……離してください……っ」
恐怖のあまり、私の声から王子様のトーンが完全に消え去り、ピュアな女の子の悲鳴が漏れてしまった。
「ほらな、ビンゴ」
律先輩は嬉しそうに目を細めると、私の顎を掴んだまま、さらに顔を至近距離まで近づけてきた。
「お前、隠せてねぇよ。...,本当は女の子でしょ?」
(――っ!!!)
バレた。一ノ瀬くん、神楽坂先輩に続いて、ついに3人目のイケメン……学校の最高権力者である俺様会長に、完璧に正体を見破られてしまった。

