『イケメンになりたい!』で始めた学校生活、モテすぎてハーレム状態!?もう戻れない...

律先輩は、私の机にドンと両手を突くと、私の顔をのぞき込んできた。

「お前、最近うちの副会長の蓮(神楽坂)と、特進の一ノ瀬の2人を巻き込んで、生徒会室の周りで随分と面白い修羅場を 繰り広げてくれてるらしいじゃん」

「え……っ!?」

(ま、マズい……! 一ノ瀬くんと神楽坂先輩のあの小競り合い、会長にまで筒抜けだったの……!?)

「蓮のやつ、お前のデータをコソコソ調べてたし、一ノ瀬はお前のために生徒会室のドアを蹴破って器物破損だ。……原因の『王子様』がどんなツラしてんのか、確かめに来てやったんだよ」

律先輩の鋭い視線が、私の顔、そして首元へと動く。

冷や汗が背中をダラダラと流れた。

一ノ瀬くんは今、ここにいない。

私は一人で、この最恐の俺様会長と対峙しなければならなかった。