初日の朝にして、私は学園の『優しい王子様』として、女子に囲まれる完全なハーレム状態に陥ってしまった。
その勢いは、時間が経つごとに増していく。
「ツムギくん、これ、もしよかったら食べて!」
「私のおすすめのチョコなの!」
「あ、私はお水買ってきたよ! 飲んで!」
午前中の休み時間が終わるたびに、私の机の上には女子たちが持ってきたお菓子やジュースの山ができ上がっていた。
もはや、教科書を開くスペースすら残されていない。
「こんなにたくさん、ありがとう。でも、みんなの分がなくなっちゃうから、気持ちだけで十分嬉しいよ。……あ、でも、このチョコだけ、一つもらってもいい?」
そう言って悪戯っぽく微笑むと、お菓子をくれた女の子は嬉しさのあまり涙目になっていた。
(女子にチヤホヤされたいって思ってたけど…… これ、ちょっと想像以上の大反響じゃない!?)
嬉しい悲鳴を上げつつも、中身は純粋な女子高生である私。
女の子たちとの距離が近すぎて、実は内心、心臓がバクバクと暴れ狂っている。
そんなカオスな机の山を眺めていたら、ふと、私の『隣の席』の男子が目に入った。
彼は朝からずっと、女子に囲まれる私を無視して、つまらなそうにスマホをいじっている。
サラサラの茶髪に、涼しげな目元。整った顔立ちだけど、どこか人を寄せ付けない冷たいオーラを放っている男の子だ。
クラスの女子全員が私に夢中な中、彼だけは、私に1ミリも興味がなさそうだった。
その勢いは、時間が経つごとに増していく。
「ツムギくん、これ、もしよかったら食べて!」
「私のおすすめのチョコなの!」
「あ、私はお水買ってきたよ! 飲んで!」
午前中の休み時間が終わるたびに、私の机の上には女子たちが持ってきたお菓子やジュースの山ができ上がっていた。
もはや、教科書を開くスペースすら残されていない。
「こんなにたくさん、ありがとう。でも、みんなの分がなくなっちゃうから、気持ちだけで十分嬉しいよ。……あ、でも、このチョコだけ、一つもらってもいい?」
そう言って悪戯っぽく微笑むと、お菓子をくれた女の子は嬉しさのあまり涙目になっていた。
(女子にチヤホヤされたいって思ってたけど…… これ、ちょっと想像以上の大反響じゃない!?)
嬉しい悲鳴を上げつつも、中身は純粋な女子高生である私。
女の子たちとの距離が近すぎて、実は内心、心臓がバクバクと暴れ狂っている。
そんなカオスな机の山を眺めていたら、ふと、私の『隣の席』の男子が目に入った。
彼は朝からずっと、女子に囲まれる私を無視して、つまらなそうにスマホをいじっている。
サラサラの茶髪に、涼しげな目元。整った顔立ちだけど、どこか人を寄せ付けない冷たいオーラを放っている男の子だ。
クラスの女子全員が私に夢中な中、彼だけは、私に1ミリも興味がなさそうだった。

