『イケメンになりたい!』で始めた学校生活、モテすぎてハーレム状態!?もう戻れない...

「……う、うぅ……。どうしてこうなっちゃうの……」

神楽坂先輩の姿が見えなくなった瞬間、私はその場にガクッとへたり込んだ。

手元に残されたのは、一ノ瀬くんに頼まれていた数学のプリント。

女子たちからチヤホヤされる、最高の男装ハーレムライフを送りたかっただけなのに。本人は「女子モテ」を狙っただけなのに、その超絶イケメンっぷりのせいで、学校の危険な男たちを引き寄せてしまっている。

隣の席の冷徹天才男子・一ノ瀬くんには『パシリ』にされ、生徒会の絶対的エリート・神楽坂先輩には『秘書』として秘密を握られ。

私の完璧だったはずの男装ハーレム生活は、初めの1ヶ月にして、イケメン男子たちに翻弄される怒涛の二重主従関係へと変貌してしていった。

このまま男として生きていくしか……?(※もう後戻りはできない、このスリリングな生活を進むしかない……!)

でも、神楽坂先輩に秘密を握られたことを、もしあの一ノ瀬くんが知ったら、一体どんな大騒動になるんだろう。

不純な理由で始めた男装から、波瀾万丈な学校生活が、今、本当の意味で幕を開けようとしていたんだ――。