白手 憂怜の怖いお手紙


憂怜ちゃん、うらめし夜!

短くて申し訳ないけど、僕の体験したちょっと怖い話を聞いて下さい。

僕が5歳か6歳の時のことです。

その日、僕はお母さんと一緒に近所の大型スーパーに買い物に行っていました。

入ってすぐの所に野菜売り場、その次に惣菜、魚、肉と売り場が続き、入口から離れた場所に日用品などが売られている一般的な店です。

つまらないお母さんの買い物。

幼い僕の楽しみは、店の最奥にあるオモチャ売り場に行く事でした。

お母さんの買い物が一通り終わるまで、そこでオモチャを眺めて過ごすのが好きな時間だったんです。

その日も僕はお母さんに一声かけて、一人でオモチャ売り場へと向かいました。

今思えば、子供を一人でうろつかせるなんて危ないですよね。

でもその店にはよくついて行ってて、店にはお母さんの知り合いも多く働いていたので、お母さんの気も緩んでいたのかもしれません。

行かせないと僕が駄々をこねて泣きわめき、ろくに買い物もできないというのも理由の一つでしょう。

とにかくそんな理由で一人の僕はてくてくと歩き、オモチャ売り場に到着しました。

見渡すかぎりの面白そうなオモチャ。

そこは子供にとって夢の楽園みたいな所です。

しばらくオモチャを触ったり眺めたりしていると、ふと視線に気づきました。