大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

何だかホッとして、いつもの自分が戻ってくる。

「陸斗、なんで今日はそんなにお洒落な格好してるの?」

そう聞くと、陸斗は少し照れくさそうに笑った。

「……告白するつもりだったから」
「え?」
「ちゃんと、かっこいい姿で伝えたくてさ」

思わず、さっき玄関で見た陸斗の姿を思い出す。
白いシャツにネイビーのスリムパンツ。革靴に、少しだけ上げた髪。
全部、今日のためだったんだ。

「そんなの……反則だよ」
「彩葉だって可愛かった」