大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「違うの!!」
「私、今まで自分が傷つきたくなくて、素直になれなかったから謝ったの!」
「私も、陸斗のこと大好きだよ」

一瞬、時間が止まったみたいだった。
陸斗は目を見開いたまま、何も言わない。
さっきまで今にも泣きそうだった顔が、少しずつ形を変えていく。

「……ほんとに?」

掠れた声。
いつもの余裕なんてどこにもない。

「うん……ほんと」