「俺、小さい頃、女物の服を着せられてたの覚えてる?」
もちろん覚えている。
下手な言葉を使ったら、陸斗を傷つけてしまいそうで「う、ん」としか返せなかった。
「他の男子が羨ましくてさ」
「そうなるよね……」
泣いていた陸斗の顔を思い出して、胸がちくりと痛む。
「好きな子が好きになる子は、みんな男らしい服を着てたから、女の格好なんてしたくなかった」
好きな子――。
そういえば、小さな頃に陸斗に告白されたことが何度かあった。
当時は付き合う事に興味がなくて、気にも留めていなかったけれど。
もしかして、本気だったのだろうか――。
もちろん覚えている。
下手な言葉を使ったら、陸斗を傷つけてしまいそうで「う、ん」としか返せなかった。
「他の男子が羨ましくてさ」
「そうなるよね……」
泣いていた陸斗の顔を思い出して、胸がちくりと痛む。
「好きな子が好きになる子は、みんな男らしい服を着てたから、女の格好なんてしたくなかった」
好きな子――。
そういえば、小さな頃に陸斗に告白されたことが何度かあった。
当時は付き合う事に興味がなくて、気にも留めていなかったけれど。
もしかして、本気だったのだろうか――。



