大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「もしかして、待ってた?」
「違う」

即答だった。
でも、その返事が逆に怪しく感じてしまう。

「じゃあさ、せっかくだしどっか行く?」
「どこ」
「うーん……喫茶店とか?」
「いい」

短く返した陸斗が、自然に隣に並ぶ。
昨日とは違う昼の空気。
でも、隣にいるのは同じ人。
それだけで、なんだか少し安心する。