大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「……抱き締めたりしたくなるけど、我慢してる」
「別に、我慢しなくてもいいのに!」

そう言って、陸斗をぎゅっと抱きしめる。

「……酔っぱらい」

小さく呟かれた声が、耳元で聞こえた。
楽しくて堪らなくて、気がついたら眠っていた。

◇◇◇

けたたましく鳴り響くアラームの音に、目を覚ます。
頭が少しだけ痛い。

スマホを見ると、7:45と表示されている。
外がすっかり明るくなってから目を覚ますのは、いつぶりだろう。

そういえば昨日は、シティホテルに泊まったんだった。