大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

お酒は思っていたよりもずっと飲みやすくて、味わって飲む余裕さえあった。
陸斗と一緒にいると、この薄暗い空間も不思議と落ち着ける場所に思えてくる。

「次も甘いの飲む?」
「うん!」

そう答えながらも、ふと横を見る。
それにしても――すごい。

メニューも見ずに、名前すらよく分からないお酒を自然に頼んでいく陸斗。
少しだけ、不安になる。
こういう場所に、慣れているのかな。