大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「今日さ、手、繋いでくれたじゃん」
「はぐれそうだったから」

それくらい、分かっている。

でも――。

「それでも、嬉しかった」

陸斗は少しだけ照れくさそうに笑う。

「俺も、離したくなかったし」

その一言だけで、胸がいっぱいになる。
やっぱり私は、陸斗のことが好きなんだ。
そう改めて思い知らされた。