大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「でも、陸斗が断ってくれたから、嬉しかったの……」
「断るに決まってる」
「でも、私、不安で……」

キラキラした女の子に誘われたら、陸斗がどこかへ行ってしまいそうで、怖かった――。
でも、陸斗は私の隣にいてくれた。

「俺、彩葉以外と花火大会なんて行かねぇよ」

その言葉に、胸がぎゅっと締めつけられる。
本人は何気なく言っただけなのかもしれない。
それでも、私にとっては十分すぎるくらい嬉しい言葉だった。