大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

その時だった。

陸斗が何も言わずに、私の身体をぎゅっと抱き締めた。
驚いたはずなのに、不思議と嫌じゃない。

むしろ、その腕の中は妙に心地よくて、安心できた。

来年も。
再来年も。
その先も、隣にいる人が陸斗だったらいい。


そんな願いを、夜空にそっとしまい込んだ。