大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「写真?」
「めちゃくちゃ可愛いから、残しておきたくて」
「ちょ、ちょっと待って!」

「もう撮った」
「えぇ!?」

陸斗がいたずらを成功させた子どものように笑うから、怒る気にもなれない。

「髪、乱れてる」

ふいにそう言って、陸斗が私の髪へそっと手を伸ばした。
不意の距離の近さに、心臓が大きく跳ねる。