大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

牛タン串に、イカ焼き。
いちご飴に、わたあめ。

私が「美味しそう」と言うたびに、陸斗は次々と買っていく。
そのおかげで、陸斗の両手は屋台の袋でいっぱいになってしまった。

思わず二人で顔を見合わせて笑う。
「落ち着ける場所で食べよう」

河川敷へ向かうと、すでに人でいっぱいだった。
それでも少し空いている斜面を見つけ、シートを敷いて腰を下ろす。