大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「良ければ、一緒に行きませんか!?」

そう口にした女の子の頬は、赤く染まっていた。
それと対比するように、私の胸の中には不安が広がっていく。

「無理」

陸斗の短い返事。

……私の性格は、悪いのかもしれない。
こんな断られ方をしたらショックを受けることくらい、簡単に想像できるのに。

それなのに。

嬉しくて堪らない――。