大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

レースの付いた浴衣を着ていて、金魚のようにひらひらと揺れている。
……なんて、可愛らしいのだろう。

そう思った直後、その二人がずっと陸斗を見ていることに気づいて、不安が胸に広がった。

「……俺?」

陸斗はいつも通り無表情のまま、彼女たちに視線を向ける。

「はい!」
「なに?」
「花火大会、行くんですか?」
「……そうだけど」