大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

お互いを見つめていたからだろうか。
目が合った瞬間、まるで時が止まったように感じた。

心臓がうるさいくらいに高鳴る。
顔が熱くなっていくのが自分でも分かって――そんな自分が恥ずかしくて、慌てて視線を逸らした。

……私は。

思っていた以上に、陸斗のことが好きらしい。

「じゃあ、行こうか」
「……うん」