大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

あとは、陸斗がシャワーから出てくるまでの間に、メイクを仕上げたい。

少しでも可愛くなりたい――

そんなことを考える自分がいるなんて、少し前までは想像もしていなかった。
ドアが開く音がして、甚平姿の陸斗が現れる。

「……やっぱり、かっこいい」

思わず小さく声が漏れた。

「甚平、すごく似合ってる」
「……それ、こっちのセリフ」