大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

結局、くろたんがテレビ台の後ろから出てきたのは、陸斗がキャットタワーを組み立てている途中だった。


おずおずと姿を現したくろたんは、どこか申し訳なさそうな顔で陸斗を見上げる。


――それ、もしかして私のですか?


そう言いたげに、「ニャ……」と小さく鳴いた。
陸斗が手招きしながら「おいで」と声を掛けると、くろたんは素直に膝へ乗った。