大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

何かを思い出したように、口を開く。


「あ、名前どうする?」
「決めていいの?」
「うん」
「くろたん!」
「くろたんって、そのまますぎるだろ」


陸斗はクスリと笑い、「可愛いな」と言葉を漏らした。
くろたんは、テレビ台の端っこから顔を覗かせ、出るか出ないか迷っているみたいだ。