大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「うん。怪我は大丈夫。彩葉が良ければ、家で飼いたい」

正直、ペットは飼ってみたい。
でも、生き物の命を預かると思うと、本当に自分にできるのか不安になる。


陸斗が抱いていた猫を、そっと床に降ろした。
猫はビクビクしながら、テレビの後ろに隠れ、こちらの様子をうかがっている。


こんなに小さいのに──
カラスに襲われて、さぞ怖い思いをしただろう。