大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

少しずつ、この部屋が「私の部屋」になっていく気がした。
その後は、食器棚の梱包を開ける。
ベッドより部品やネジの数が多くて、見ているだけで大変そうだ。
陸斗も、ときどき説明書を見つめながら悩んだような表情を浮かべている。
「お酒飲む?」
「欲しい」
私は冷蔵庫からビールと酎ハイを取り出し、陸斗の隣へ座り込んだ。