大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

心臓がうるさいくらい鳴っていて、この音が陸斗に聞こえてしまわないか、そればかりが気になって仕方なかった。
結局、眠れたのは何時だったのだろう。
それすら分からないまま、気付けば朝になっていた。
意外にも目覚めはすっきりしている。
――でも、体が動かない。
それも、そのはずだった。
陸斗が私をぎゅっと抱き締めたまま眠っている。