大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

濡れた髪が肌に張り付いていて、いつもよりずっと色気がある。
それに、湯船から少しだけ見える腕や胸板は、無駄なものが一つもないみたいで、まるで彫刻みたいだった。
目を向けてはいけないのに、視線が勝手に引き寄せられる。
だから、余計に恥ずかしくなる。
それを隠そうとして――
「そういうのじゃなくって!」
照れ隠しみたいに、勢いで言葉を返す。